モトコ先生のコラム「トコヨガ入門セミナーを2倍楽しむ方法」
皆さんこんにちは! トコヨガ入門セミナー講師で助産師の吉川元子です。
今回は、トコヨガ入門セミナーをこれから受講、もしくは再度受講しようと思っていらっしゃる方に、トコヨガ入門セミナーを2倍楽しむ方法をお伝えしたいと思います。
トコヨガ入門セミナーの学習目標の大きな柱として、「緊張した日常生活から解放され、心も身体もリラックスした状態を体感し、自分を見つめ、自分のうちにある身体の声を聴いてみよう!」というのがあります。そのためにはこれから話す、3つのポイントを守って受講して下さると、その学習目標に到達することができます。
その3つのポイントがなぜ重要なのかについて、これから解説しますね。
【1つ目のポイント】…頑張らなくてもいい環境を整える
1月の大阪セミナーでは、青葉の社員さんが参加して下さり、その感想を伺うことができました。会場は和室だったのですが、あいにく青葉社員さん方の席は端っこだったため、寒さで凍えるような場所でした。それでも、自分の身体の声に集中して体操して下さったからでしょうね、「体操効果を実感することができた」との感想を頂きました。
中でも驚いたことは「カパーラバーティの短息呼吸は、腹筋と骨盤底筋に良く効いて鍛えている感じがあるけれど、妊婦さんがやるとお腹が張らないですか?」と質問があったことです。
さすが、信子先生のセミナーを何度も受講され、体感としてどこに効いているのか、ちゃんとわかっていますね。そうなのです。腹筋や骨盤底筋がうまく使えない方がやると、お腹が張る可能性があるのです。でも、私のクラスの妊婦さんはしっかり体操した後だと、全員、お腹が張ることなくできるのです。 では、なぜ青葉の社員さんは、お腹が張ると感じたのでしょうか。答えは、“寒かった”からです。
身体が冷えたままでは、インナーマッスルはほぐれません。冷えて固まったままの身体でインナーマッスルを使う体操をしようとすると、身体は頑張って体操しようとするので、より筋肉はこわばって硬くなってしまうのです。これでは逆効果ですね。
「頑張る。痛い。つらい」と感じる体操は「しない」のが原則ですので、頑張らなくてもいい工夫が必要です。指導者は、快適な室温が保てるように空調や敷物に気を配り、受講生はレッグウォーマーや腹巻やカイロなどで、自衛することが大切ですね。
【2つ目のポイント】…頑張らなくてもいい姿勢を工夫する
インナーマッスルがうまく感じられなかったり、使えない状態があります。その原因は“姿勢”です。セミナーでは、はじめにインナーマッスルを感じ取るための良い姿勢をレクチャーします。
しかし、腹筋や腸腰筋がもともと弱い方は、だんだんと猫背になっていってしまいます。 姿勢が悪いままではインナーマッスルがうまく使えないために、なかなかほぐれません。それでは、せっかく体操しても効果が少なくて「もったいない」。
頑張らなくても、いい姿勢を保つ工夫を、ご自分でもあれこれしてみましょう。その工夫がうまくいったら「こうするとうまくできますよ」という指導者としての力にもなっていくのです。
【3つ目のポイント】…自分の身体の声を聴くことに集中する
東京の会場では、「惜しい! もったいない」と、私の口からほとばしりそうになる受講生がいました。その方は「せっかくセミナーを受講したのだから、忘れてはいけない」と思ったのでしょうね、必死になって体操のメモをしていたのです。
それがなぜ「もったいない」のかというと、せっかく1日かけて体操したのに、自分自身が体操に集中していなかったために、自分の身体の声を聴くことなく、自分を解放できないまま帰途についてしまったからです。 せっかく受講したのに、体操効果を実感して頂けなかったら、それは「もったいない」です。
全国の妊婦さんに体操効果をお伝えしたくて本にしたのに、その効果を感じられなかったら、もったいない。体操中のメモはいりません。必要なことは、後で本を読めばいいのです。そのために本があるのです。
インナーマッスルは「気持ちいい」と感じなければほぐれる筋肉ではありません。自分の身体に集中して、自分の身体の声を聴いてください。気持ちいいと感じれば感じるほど、リラックスは深まり、自分を解放できるのです。
受講生としては頭を空っぽにして、体操だけに集中しましょう。指導者としては、集中できるような声掛けや環境作りが必要ですね。
以上の3つのポイントをクリアすると、トコヨガ入門セミナーを2倍楽しめ、学習目標が達成できるのです。
皆様のご参加をお待ちしています。
ぜひ一緒に、自分の身体の声を聴いてみましょう!