「ためしてガッテン!」に骨盤初登場?!
 
当初7/27に放映予定だった骨盤特集は8/3(水)に延期になりましたが、取材を受けられた合阪幸三先生から「8/3に放映される」とのメールをいただき、ホッとしました。

合阪先生は骨盤の緩みを数値化する方法として、エコーで恥骨結合の上端部の角度を測定し、この角度が大きくなるにつれ骨盤が緩むことと、鈍角になると妊娠継続不可能となり、分娩に至ってしまうことを「切迫早産時の超音波断層法―特に恥骨結合部―,産婦人科の治療Vol.91.No.1.2005/7 P71~P74」に発表されています。

「ためしてガッテン!」の中で合阪先生は、骨盤体操をして恥骨結合上端部角に変化が起こるかどうかを検証するシーンに出られるとのことです。結論は、2週間の体操ごときでは恥骨結合上端部角は変化しなかったそうです。それで、合阪先生は「トコベルを巻く方が効果がある」と言って、取材に来られた女性にトコベルを試着してもらったそうですが「商品名が出るのはまずい」とのことで、番組ではベルトは映らないそうです。「体操は効果がなかった」だけでは番組にならないと思うのですが、果たしてどんな番組に仕上げられるのでしょうね?

私はこの恥骨結合の上端部角を指で触診しています。私はエコーも持っているのですが、全国を行脚している私にとっては、どこにでもついて来る私の指はとても便利 (^^;

先日のベーシックセミナーを受講された30代後半の助産師、1人子どもを低位胎盤ながら出産した後、この1年間に4回自然流産。いろいろ検査したが何も異常は見つからなかったそうです。

この人の恥骨結合上端部角は、出産間近のように開いていました。その人の今までのGSなどの写真を見せてもらったところ、全て内子宮口あたりが尖っていたり▼になっていたりしています。低位胎盤とはっきりと分かるものもあります。

私は、この内子宮口の緩みと低位胎盤や早産との関係を「メンテ“力”UPセミナー」の中でパワーポイントを使って説明しているのですが、本当に間違いないのかどうかについては、根拠もなく、正直自信がなかったのです。

ところが、東京でのカイロプラクティックセミナー時、受講中の助産師から「私の病院に大学病院から外来の応援に来てもらっている先生がいる。その先生は内子宮口のあたりがほんの少しでも尖っていると『これが良くない。安静にするように』と妊婦さんに指導している」と聞きました。これを聞いて「やっぱり、私の予測は当たりや~!」と思いました。

妊娠したことのない30歳前後の助産師でも、妊娠8~9ヶ月の妊婦のように開いている人がいますし、低位胎盤がどんどん増えているし、このまま日本の女性の骨盤の弱さが進行したら、健康な妊婦や赤ちゃんが、ますます減るのではと、そら恐ろしくなります。骨盤ケアが歯磨きのように日本人の常識となるよう、8/3(水)の「ためしてガッテン!」がそのきっかけとなればいいのになぁと思うばかりです。