望月先生のコラム「20代後半で独立開業できたことを、誇りに思っています」
 
みなさん、はじめまして!
山梨県で「助産院・マミィ&べびぃケアサロンpeekaboo」を開業している、
望月こずえと申します!

 私が骨盤ケアを知り、渡部信子先生と出会ったのは、かれこれ6年前、23歳のときだったと思います。新人助産師なのに、態度がでかく、口も達者でした(^_^;)(今も変わらないかもしれませんが…笑)
そんな私は、3年前、先生にお誘いいただき、健美サロン渡部 京都サロンで、1年半、研修をさせて頂きました!サロンでの院長(信子先生)施術の際は、アシスタントとして、予診・骨盤輪支持・操体法の指導など、できることをしながら、妊婦さんの腹部の触診(レオポルド触診法)やトラウベでの児心音聴取や、妊婦さんの施術などを学びました。
院長が日々妊婦さんとかかわるごとにあみ出す、最新の施術技術や操体法を伝授していただくことができ、院長の施術日が楽しみでしかたありませんでした!
 また、副院長(博樹先生)施術の際は、妊婦さんだけではなく、一般の方の施術も見学しました。妊婦さんという特殊な身体を理解する以前に、一般的な身体状態、季節による身体の変化などを、学ぶことができました。
 それらは、学校では学ぶことができない、解剖・生理学の知識でした。現れている症状の原因を、あらゆる角度から分析していく方法など、多くのことを習得できました。

サロンでの整体の勉強の傍ら、大極拳の教室に参加したり、京都市内にある産婦人科でアルバイトをしながら分娩介助や新生児のケアに当たりました。整体を学んだ目で、産婦さんの姿勢・赤ちゃんの位置や姿勢・産道・陣痛・回旋・子宮口・生まれてきた赤ちゃん…
それらを観察しながら、自分の判断やケアを振り返り、サロンでディスカッションしながらの1年半は、助産師としてのスキルを磨く、とても貴重なものとなりました。

 その後、地元 山梨に戻り、昨年1月に助産院としてサロンを開きました。
公共交通機関が整備されていない山梨は、車社会で、歩くことが圧倒的に少なくて、体力がない上に、切迫流早産で安静を続けるうちに、いっそう体力が衰え、「出産が大変」「育児がしんどい」…そんな方が年々増加しています。
それでも、山梨の出産事情を変えたい! なんとかしたい!快適なマタニティ生活を送ってもらいたい!スムーズな出産をしてほしい! 楽しい子育てをしてほしい!そんな思いで、活動をはじめました。
みなさんの身体のケアをしながら、マザークラスや赤ちゃんクラスを開いています。出産のお手伝いが大好きな私は、産院でアルバイトもしながら、今でも出産に携わっています。
 しかし、腰痛や身体の辛さが重篤な妊婦さんが、本当に増えて、日々ケアをしながら、頭を抱えることが多々あり、「妊娠中からケアを始めるのでは、遅いんだな…」、「現代人は、妊娠前からの身体づくりが必要だな…」と、感じることが増えてきました。

以前、太極拳の先生がおっしゃっていました…「現代は普通に生活していると病気になる。太極拳はリハビリなんだ」…と。それくらい現代人は身体が弱い。昔の人のような妊娠出産育児生活は送れない。もちろん、私を含め…だと思います。
だから「妊娠準備の段階から、何かできることはないか?」と思い、今では妊活講座や、個別で妊娠準備のためのケアも始めています!

私はまだ、妊娠も出産も経験はありませんが、独身の身軽なうちに、みっちり勉強する機会を持ち20代後半で独立開業できたことを、誇りに思っています。
これからもみなさんのお手伝いをしながら、妊娠出産子育て真っ最中の同世代の女性をはじめ、多くの人々に、良い情報とケアを提供しながら、楽しく人生を歩んでいきたいと思っています!!