神奈川県の助産師 齋藤千草さんのコラム
産後ドゥーラ・ヨガもできる助産師として開業したい!
【はじめに】
はじめまして! 神奈川県横浜市の助産師 齋藤千草です。大学病院で5年間働いた後、今は助産師・産後ドゥーラ・ヨガインストラクターの三本柱で活動していくための準備をしています。
それらと並行して、父の小料理屋の手伝いをしながら、料理も学んでいます。
骨盤ケアを学び初めてまだ日が浅く、フリーランス助産師経験として歩み始めたばかりですが、「人に伝える力をつけるための経験を積みたい!」と思い、このコラムを書かせていただきました。
【助産師を目指すまで…】
私は幼少期から人前で話すことは得意ではありませんでしたが、体を動かすことは大好きでした。
3歳から体操教室・バレエ・水泳・バスケットボール・バトン・タヒチアンダンスなど、とにかく毎日体を動かし、好奇心旺盛で色々なことに興味しんしんの生活を送っていました。
高校生になっても、「将来何になろうか?」なんて考えることのなかったある日、母が私を産んだときの話をしてくれました。
感動する話かと思いきや、母は「出産が辛かった。達成感も感じる余裕すらなかった。そのあと3年くらいは正直、あなたのこと可愛いと思える余裕もなかった」というまさかのエピソード。私は驚くと同時にショックでした。
そんな想いだったにもかかわらず、ここまで愛情いっぱいに育ててくれた母に感謝の気持ちを抱き、母にはいつも笑って幸せであってほしいと思いました。
そこで、私は1人でも多くのお母さんに、「幸せな妊娠・出産・育児生活を送ってもらいたい」と思い、助産師を目指しました。
【大学病院を辞めるまで】
ハイリスクが多い大学病院で、助産師として活動していたときの私は、出産や育児の「理想と現実」のギャップが大きく、退院後も不安を抱えながら、子育てしていくお母さんがたくさんいることを知りました。
現代社会においては、このような原因を挙げることができます。
・核家族が増加し、孤立した子育て環境
・高齢出産に伴い、本来サポートしてくれる家族の高齢化
・近隣住民との付き合いが減少
・お母さんの社会復帰が当然になっている環境
私は、「退院後も気軽に助産師に頼ってもらい、お母さんと赤ちゃんの力になりたい。そのためには、助産ケア以外にも、家事や食事作り、上のお子さんのサポートなど、お母さんが元気に笑顔で子育てができるトータルサポートができるようになろう!」と思い、大学病院を辞めようと決意しました。
【産後ドゥーラの勉強を始めて】
退職後まずは、“産後ドゥーラ”について学び始めました。
“産後ドゥーラ”とは、主に「育児サポート、母親サポート、家事サポートを実施しし
ながら、子育てが軌道に乗るまで寄り添う女性」のことです。
産後ドゥーラの資格を取得するにあたっては、「食事と栄養」、「大人の食事を赤ちゃんも食べることができる赤ちゃんごはん」、「乳幼児の安全対策」、「心理学」、「パートナーシップ」など、多くのことを学びます。
勉強をすればするほど、私は退院後のお母さんと赤ちゃんの生活について、知らないことばかりだったと痛感しました。
幸い、父の小料理屋を手伝いながら料理の勉強ができるという、恵まれた環境にいます。
「旬の食材を使い、短時間で、どんな料理を何品作れるかな?」と考えるのも楽しく、とてもいい勉強の機会を得ています。
【骨盤ケアとの出会い】
私は20歳からタヒチアンダンスを習い始めました。タヒチアンダンスとは、フラダンスに似ていて主に骨盤を動かすダンスです。
タヒチアンダンスを始めてから友人に「姿勢がよくなったね」と言われるようになり、体幹が鍛えられ、体のトラブルとは一切無縁の生活になりました。
その経験から「骨盤ってとても大切なんだ! 骨盤が整っていたら、安産にもつながるし、もっと骨盤について学ぶ機会があればいいのに…」と思っていました。
その数年後、当時の職場の先輩から、トコ企画のメンテ“力”upセミナーを紹介していただき、受講しました。
新生児ケアセミナーや赤ちゃん応援発達セミナーなど、どのセミナーも目からウロコな話ばかりで、「もっと早く知りたかった!」と思う内容ばかりでした。
また、一般の方にも分かり易く伝えるコツなども、丁寧に教えてくださるので、とても勉強になります。
今年の3月、トコちゃんベルトアドバイザーを無事合格することができ、現在はトコ・カイロプラクティック学院の基本整体セミナーを受講し、学びを深めています。
【これからのわたし】
私の夢は2つあります。
1つ目は、お母さんと赤ちゃんにとって、より身近な存在として、産前産後の体と心のケアができる助産師になることです。
2つ目は、自身の骨格も整え、元気な状態で、妊娠を経て出産・育児をすることです。
1つ目の夢実現のため、助産師としてトータルサポートをするためにも、トコ企画やトコ・カイロプラクティック学院で学び、知識や技術を身につけることは、私にとって非常に重要な要素です。
お母さんと赤ちゃんにとって良いケアができるよう、ゆくゆくはベーシックセミナーやカイロプラクティックセミナーにも挑戦していきたいです。
そして、お母さんが少しでも楽になれるよう、その知識や技術を提供していきたいです。
2つ目の夢ですが…、渡部信子先生に施術をしていただいた際、「第2頸椎がずれているし、脊柱の生理的彎曲は弱いし、このままだと妊娠しにくいし、妊娠してもお産は大変やで」と言われました。
現在、私は妊活中であるため、先生のアドバイスをもとに、まずは自分自身をケアし、元気な体で妊娠・出産・育児をしていきたいです。
これまでに学んだことを、自分の体に落とし込んで、母になれる体作りに励みながら、2つの夢の実現を目指して歩み続けます!