【はじめに】
皆さん、はじめまして、大分県で助産師、看護師をしています大窪里江と申します。
私は大分県竹田市の高校卒業後、自衛隊中央病院付属看護学校に入学し、その後、助産師になる夢を実現することを目指し、東京大学付属助産師学校を卒業しました。助産師となってからは、東京・山形県・香川県・大分市の産婦人科で勤務し、現在は実家のある竹田市久住町(くじゅうまち)に住んでいます。
近くには産婦人科はなく、現在は地元にある総合病院で看護師として勤務していますが、助産師ではなく看護師で勤務することを選択したのは、2人の子どもの育児、仕事との両立で悩んだ末の決断でした。
でも、どうしても助産師としての仕事がしたく、現在は、看護師の仕事と両立させながら、大分市のLilas(リラ)ハウス内にある“どーなつ助産院”で育児教室を担当したり、“サロンLilas”で施術の一部を担当しています。
【骨盤ケアとの出会い】
芦刈美和先生(現 “サロンLilas” “どーなつ助産院”の院長)とのお付き合いは、20年前、私の姉の出産を機に始まりました。「こんなに生き生きと仕事をしている助産師に出会ったのって、初めてだわ~」と、彼女の姿に憧れました。
ちょうどその頃、彼女が骨盤ケアのお勉強をされていることを知り、その後、いろいろな縁あって現在に至っています。
その後、自分の妊娠時、東京にある健美サロン渡部 高輪サロンで助産師スタッフのケアを受けたことが始まりです。助産師でありながら、自分の妊娠・出産は思うようにいかず、長男は切迫早産で自宅で安静にしていたものの、妊娠35週で出産。次男は低置胎盤で管理入院し、帝王切開で出産となりました。
このような出産経験から、助産師としての自信をなくし、改めて「助産師とは何か? これから私にできることは何か?」と考えました。その時に「骨盤ケアを学びたい!」と思い、東京で (旧)母子整体研究会の入門・基礎セミナーを受講しました。
産後であり、子どもを夫に預けながら、自分の体と頭を整理していくのに、とても苦労しました。どうして、信子先生が言われるように体が使えないのか? 聞き取れないのか? 基礎セミナーの実技試験は何度も不合格。くじけそうになりながらも、なんとか修了。
それから、トコ・カイロプラクティック学院のオステオパシーセミナーを受講・修了しました。
地元に戻り、セミナー受講に遠のいてしまっていましたが、“Lilasハウス”に通うようになり、再度学び始め、地元に貢献したいとの想いが強くなりました。
芦刈美和先生のコラムも、ぜひ、ご覧ください。
⇒
https://tocokikaku.com/column/column.php?CLM_NO=161
2017年、自分の体と向きあいながら、福岡で総合ベーシックセミナーを受講・修了、2018年、東京で総合カイロプラクティックセミナーを受講・修了することができました。
不器用な自分と思い込んでいたのに、思いもよらず信子先生から「あんた上手くなったね~、以前とは別人みたいやね~」と声を掛けてもらえました。ここまで来られたのは周りの皆さんのお陰と、感謝の気持ちでいっぱいです。この気持ちを今度は皆さんにお返しできるように、新たな目標を掲げて活動していきたいと思っています。
【今後の目標・企画】
2015年、芦刈先生が“どーなつ助産院”を開業し、毎月、いろんなテーマで、現在27種類のお教室 “らしくの会” を企画、運営しています。その主な内容は、
・プレママ教室から始まり、成長段階に合わせた発達
・スキンケア・読み聞かせ・人見知り・口育…などで、
参加者からの要望も取り入れながら、その子らしく、その家族らしく育児ができるようにサポートしています。お教室ではみんなで考え、学ぶ機会を持ち、いろんな親子からたくさんのことを学んでいます。
芦刈先生が今まで継続し、培ってきた整体サロンをさらに盛り上げ、人と人のつながりを大事にするサロン、温かいサロン、みんなで考え、笑顔となるサロン経営に貢献したいと考えています。
【“まんじゅうハウス”と骨盤ケアの融合企画】
2015年12月、“どーなつ助産院”開業時、信子先生が芦刈先生とともに、実家の母が仲間とともに運営している“まんじゅうハウス”に来てくださいました。
“まんじゅうハウス”は、久住連山を正面に仰ぐ “峠の茶屋”のような店で、多種多様な “おかあちゃんの手作り饅頭”などを製造販売。酒饅頭・黒砂糖饅頭・タンサン饅頭・高菜饅頭、おはぎ、焼き米、地元で採れる野菜・漬物なども販売しています。
信子先生にも喜んでいただいた“まんじゅうハウス”ですが、そこで働いている人の平均年齢は75歳。
「この先、“まんじゅうハウス”をどうすればいいのか?」「私にできることは何か?」と、これからの人生について立ち止まって考えていたそんな時、総合カイロプラクティックセミナーの中で、企画書・広告ビラの作成という課題がありました。
その時、「そうだ! “まんじゅうハウス”と整体を融合させる企画をしてみよう」「“まんじゅうハウス”を絶やすことなく、後継者として頑張ろう」との想いが膨らみました。
幸い今も“まんじゅうハウス”には、竹田・久住観光のお客さんがたくさん立ち寄ってくださっていますが、地元の常連さんが集い、お茶していくお店となっています。
何度か雑誌などで紹介していただいたこともあるためと感謝しつつ、紙媒体の果たす効果の大きさに驚いています。
母もスタッフも高齢化していますが、みんな元気で生き生きと働く姿を見て、「これからの“まんじゅうハウス”を支え、この味、この場所を守ろう!」と決意。企画や経営を考えることは全くの苦手でしたが、信子先生からアドバイスをもらい、
・地域に密着した憩いの場を守る。
・これまで以上に皆が笑顔に、元気になれるサービスを提供する。
これらを目標に、企画し実現させようと、『あなたらしく サロン久住』と名付け、「久住の山々に囲まれ、心も体もおなかも満たされて」というキャッチフレーズを掲げ、歩み始めました。信子先生をはじめセミナー参加者からいただいたアドバイスのお陰です。
「自分自身の体はもちろん、家族の体も元気であってほしい」。これは誰もが望まれることではないか?観光を兼ねて、“まんじゅうハウス”で美味しいお饅頭を食べて、くつろいでいる間に、自分や家族へのご褒美として、家族全員の体と心のメンテナンスができる場、皆さんが元気に、笑顔になれる場を提供するために頑張ります。
【目標を実現させるための取り組み】
カイロプラクティックセミナーの中で、この広告ビラ作成について学び、今回、このコラム執筆のお話をいただいてから、これまでの皆さんのコラムを読みました。
いろんな立場で、いろんな想いで頑張っている方々の活動を知り、元気と勇気をもらいました。皆さんの経験を参考に、セミナー受講からできた広告ビラを活用し、夢の実現を目指し歩み続けたいと思います。
セミナーで出会った皆さんや、コラムを執筆された皆さんから、たくさんのことを学べたことは、心底有り難く、感謝しています。
(旧)母子整体研究会入門セミナー から カイロプラクティックセミナーで学んできた知識・技術を生かしながら、“どーなつ助産院” “サロンLilas”で働く機会を増やし、技術の習得に努めます。企画、経営についても勉強し、地域に貢献できるように、地域との連携も太くしていきたいと思います。
【おわりに】
“サロンLilas” “どーなつ助産院”で、皆さんの期待に応えられるように、さらに技術の研鑽を目指し、これからもトコ企画やトコ・カイロプラクティック学院セミナーを受講していきたいと思っています。
『らしく 久住サロン』は来年春オープンを目指しています。その際は、ぜひ皆さん、お立ち寄りください。
夢に終わらないようにこの場をお借りして“所信表明”をしたことで、一歩前進できた気が…。次回は、オープン後のご報告ができるよう、頑張ります。