渡部信子のコラム
イブニングセミナーのご案内

 
【日本周産期・新生児医学会学術集会とは】
日時:2018年7月9日(月)16:10~18:10
会場:東京国際フォーラム 第2会場 ホールB 7(1)

この学会の会員はほとんどが医師で、医師以外のメディカルスタッフが入会するには学会員の推薦が必要です。
私は2003年に、合阪幸三先生の推薦をいただき、新生児医学会の時代に入会しました。その後、周産期学会と新生児医学会は合併し、現在に至っています。

【参加するには】
学会の詳細や参加費については以下のHPを参考に、お申し込みください。
学会HP ⇒ http://jspnm54.umin.jp
参加費など ⇒ http://jspnm54.umin.jp/participant.html

このような学術集会に参加できる機会はめったにありませんので、たくさんの方に来ていただきたいと思います。

ただし、参加できるのはメディカルスタッフ(助産師・看護師などの医療系国家資格を持っている人)に限られます。
ランチョンセミナーではお弁当が普通なのですが、イブニングセミナーですから、小腹を満たす程度の軽食(サンドイッチ・飲み物)をお渡しします。

【イブニングセミナーの座長】
○金山 尚裕 先生 浜松医科大学 病院長・副学長
○服部 律子 先生 岐阜県立看護大学 教授

金山尚裕先生は、これまでも以下の青葉のランチョンセミナーなどで、多大なご協力をいただいている周産期専門の産婦人科医先生で大学教授。tocoBreath(トコブレス)の考案者でもあります。

1)第28回日本助産学会学術集会「類人猿型骨盤の増加が、周産期医療に及ぼす影響」
https://tocochan.jp/medical/wp-content/uploads/sites/7/nj28_luncheon.pdf
2) 第30回日本分娩研究会「骨産道を診ていますか?」
https://tocochan.jp/medical/wp-content/uploads/sites/7/nb30_luncheon.pdf
3) 第67回日本産科婦人科学会学術講演会「骨盤形態と胎内不良姿勢」
https://tocochan.jp/medical/wp-content/uploads/sites/7/ns67_luncheon.pdf
4)第53回 日本周産期・新生児医学会学術集会「妊娠・分娩時の呼吸循環の安定を目指して」
https://tocochan.jp/medical/wp-content/uploads/sites/7/20170717_shusankishinseijiigakukai.pdf
5)第58回 日本母性衛生学会総会・学術集会「妊娠・分娩時の呼吸循環の安定を目指して」
https://tocochan.jp/medical/wp-content/uploads/sites/7/20171006_boseieiseigakkai-1.pdf

服部律子先生は助産師で、現在は岐阜県立看護大学の教授をされていますが、私が京大病院で働いていた頃は、京大の医療技術短期大学部の助教授でした。
私がセミナーなどでよく紹介している「産褥早期における腰腹部固定帯の効用」母性衛生 Vol.40.No.2.1999/6 P278~P282 を書かれたのはこの頃。
つまり、体の痛みと精神的落ち込みには相関関係があると示唆された最初(唯一?)の論文を発表された先生です。

「今回の座長に、助産師を1人推薦してほしい」と頼まれたとき、私が即座に思い浮かんだのは服部先生でした。その理由は、上記の論文を書かれた先生だからではありません。
論文をまだ読んだことがないのですが…、私が服部先生から聞いたお話で、服部先生が大学院生時代に研究されて内容を覚えていたからです。

それは「小さく生まれた児と成熟児のフォローアップ調査をしたところ、両者間には粗大運動には有意差が認められなかったが、微細運動には有意差が認められた」という、今考えても画期的で、まさに、DOHaDの先駆的研究!

「服部律子先生こそ、今回の座長になってほしい助産師!」と提案したところ、快諾いただけたというわけです。
「DOHaD」という言葉を知っている助産師はほとんどいないのが現状ですが、服部先生はもちろん、知っておられましたよ(^0^)

【イブニングセミナーのテーマ】
このイブニングセミナーのテーマは「人生を左右する胎児期 ~DOHaDから学ぶ~」。
テーマ決定前に4人の演者と演題が決まり、「4つの演題に共通するテーマは何がいいか?」と青葉の定例会議で討議している最中、私が考えつきました。
その後金山尚裕先生に提案。金山尚裕先生が、「これでいい」とおっしゃってくださり、決定しました。

DOHaDとは、Developmental Origins of Health and Disease の頭文字を並べた言葉で「ドーハッド」と発音します。
これは「将来の健康や特定の病気へのかかりやすさは、胎児期や生後早期の環境の影響を強く受けて決定される」という概念で、平たく言えば「人が病気にならずに健康に長生きできるかどうかは、胎児期~3歳の育ち方が大きく影響する」ということです。

この研究が、世界中で進んでいますが、日本でも徐々に各種メディアで報道されるようになってきました。もっともっと、この考えの普及に私も尽力したいと思っています。

【イブニングセミナーの演者】
4人の演者のうち3人は、DOHaDの学会員で医師ですが、第1演者の 菅 里奈 先生 は、助産師で、メンテ“力”up通信のコラムを書いてもらったことがあり、この内容から「演者として最適」と私が推薦し、快諾いただきました。
その内容はこちらから⇒https://tocokikaku.com/column/column.php?CLM_NO=283

○「潰瘍性大腸炎の私は、今や二人の息子を持つ逞しい母」菅 里奈 先生 まーこっこ助産院 院長

DOHaDの学会員で医師の発表は、妊産婦や赤ちゃんにかかわる仕事をされている方には、ぜひとも知っておいていただきたい内容です。しっかり勉強しましょう!

○「小さく生まれたその後は? ― 低出生体重児の生後発育について ―」鈴木 啓二 先生 東海大学医学部小児科学 教授 

○「未熟児、帝王切開児の腸内細菌の異常は将来の疾病リスク ― 小児の正常な成長、発達に望ましい食事と腸内細菌 ―」 山城 雄一郎 先生 順天堂大学大学院 プロバイオティクス研究講座 特任教授

○「小さく産んで大きく育てるのは良いことか? ― DOHaD説とnutri-epigenomicsからみた次世代の健康 ―」 福岡 秀興 先生 早稲田大学 ナノ・ライフ創新研究機構 規範科学総合研究所 招聘研究員 日本DOHaD学会 代表幹事

セミナーの詳細は青葉のHPにも掲載していますので、こちらもご覧くださいね!
https://tocochan.jp/med/gakkai/