にゃんこ先生からのご挨拶
「産科領域でのリンパドレナージの可能性」

 
2月から「にゃんこ先生の分娩~産褥アシストケアセミナー」を担当させていただきます、呉照美(オ・ヂョミ)です。どうぞよろしくお願いします。

私は平成16年4月から名古屋でフリーの助産師として活動をしていまして屋号が「にゃんこ助産院」なので皆様から「にゃんこ先生」と呼んでいただいています。猫って身体がしなやかでなんとなく女性っぽくないですか?私は猫が大好きですがお魚が大嫌い、だけど猫舌です。そんな、にゃんこ先生は自称ですが、渡部先生の名古屋の一番弟子です。京都にせっせと通ってお勉強をさせていただきました。

当時から私は整体とアロマを同時進行でお勉強をしていたので、今もいろんな手技を組み合わせての複合手技をすることに違和感はありませんし、むしろ組み合わせての手技が良い結果を導くと思っています。

渡部先生にお会いするちょっと前から、私はアロマや整体、エステなどなどいわゆる癒し系をしてもらうのが大好きになり、大学病院の勤務の合間に、情報誌を見てはあっちこっちに出かけて行って、日々の疲れを癒してもらっていました。そんなある日、ふと、「こんな気持ちいいことを、入院中の妊婦さんや産後のママさんにしてあげたら、どんなにいいだろう」って思ったのがこの業界に足を踏み入れたきっかけです。

私は平成5年に母親を癌で亡くしてから、癌患者さんのアロマボランティアをライフワークとして行っています。癌患者さんのケアを続ける中でリンパドレナージの資格も取得しました。

リンパドレナージって耳慣れない言葉かもしれませんが、癌患者さんのケアとしてはスタンダードになりつつあります。でも、産科領域ではまだほとんど活用されていません。私は試行錯誤しながら活用し始め、「子宮口の浮腫に効果あり」との手ごたえを得ました。それ以外にもいろんな良いことが起こりそうな予感がします。

トコ企画さん主催のセミナーでは、骨盤ケアとアロマケア・リンパドレナージの複合ケアについて、私が日々、分娩時や入院中の母子に実践しているテイクケアをお伝えいたします。私が行っているテイクケアが皆様のケアのヒントになれば幸いです。

妊娠のゴールが出産であり育児のスタートです。この貴重な時期にたくさんの母子と関われる私はとても幸せです。これから2カ月に一度、この通信の中でコラムを書かせていただきます。アロマやリンパに関する目からうろこのエピソードがたくさんありますのでぜひ、ご期待くださいね。