今年の私のお正月は旅に出ることもなく、自宅でお節料理をたくさん作って、息子の家族とともに、にぎやかに過ごしました。
たくさん作りすぎて、残ってしまったお節を1/8(月)でやっと食べ終えたのですが、不思議なことに飽きないのですね。なぜ飽きないのか? などなど、私のブログに書きましたので、お時間のある方は読んでみてください。
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https://blog.ap.teacup.com/applet/majyosanba/20180109/archive
この年末年始を通して感じたのは“家事力”。人間、快適に上手く健康に生きていくためには“家事力”が大切ですね。そのためには、理科や社会の知識、味や美しさを感じる力、摸倣力、同時に複数のことをやりこなせる脳の力…、いろんな知識や能力が必要です。
“家事力”を持つ子ども・若者を育てるためには、もちろん、胎児期からのケアが大切で、これを日本中に普及させなければなりません。これは私の人生の目的の一つなのですが、しっかりと腹に据えて、今年もまた1年間頑張ろうと1年の計を立てた私です。
そうそう、2年前の年始のコラムに、私は「1年の計は元旦にあり」を書いています。読み返してみたところ「けっこう高尚で面白いことを書いているな~」と思いました。これはぜひ読んでみてください。
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https://tocokikaku.com/column/column.php?CLM_NO=176
さて、昨年は我々の仕事の周囲に、明るく嬉しい兆しが見え始めた年でした。昨年最後のこの通信のあいさつにも書きましたが、
1.『先端医療シリーズ48 臨床医のための 最新産科婦人科』の技術編に
「健康な母体を育てるトコちゃんベルトと骨盤ケア」が掲載。
2.育児雑誌や赤ちゃん用オムツのテレビCMでも、丸く抱く育児が
紹介されるようになった。
3.各種メディアで“おとなまき”が紹介され、ブームとなった。
では、今年は? 政治・経済・天候・医療…、いろいろと気になりますが、私は「とても大きな変化が起きる年になる」そんな気がしています。それは、
1. DOHaD (Developmental Origins of Health and Disease)の研究が進み
報道される。
つまり、生活習慣病は胎児期~3歳の育ち方が大きく影響するという考えの研究が、世界中で進んできましたが、今年は徐々に各種メディアで報道されるようになり、日本中にこの考えが普及すると思います。
人が健康に生きるための根源的に重要なことが、これまでないがしろにされてきました。でも、もう行き着くところまで行ってしまい、多くの人々が、早産・低出生体重児・発達障害児の多さなどについて「おかしいのでは?」と気づくようになってきました。
なので、今年から国民の認識がかなり変化するように思います。
2. 日本周産期・新生児医学会学術集会(7/8~10 東京国際フォーラム)で
有限会社青葉共催のイブニングセミナーが7/9(月)に企画され、そこで
DOHaDに関する講演・報告・討議が行われ、医師の間にも認識が高まる。
演者は医師が複数名と、助産師が1人(菅 理奈さん)の予定で、菅さんには昨年12/14配信のこの通信No.283にコラムを書いてもらっています。
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https://tocokikaku.com/column/column.php?CLM_NO=283
このコラムを読んで、私はこのセミナーの演者として推薦したのですが、その理由は以下の通りです。自分自身が潰瘍性大腸炎という難病を持ち、病弱でも、骨盤ケア・まるまる育児・母乳育児を徹底して行うことで、元気な発達の良い2人の子どもの母となることができました。彼女の経験は、日本の産婦人科医・小児科医のみならず、すべての医療・健康にかかわる人達に聞いてもらいたいと思ったからです。
3.“おひなまき”に対する抵抗が弱まり、まるまる育児が広がる。
昨年“おとなまき”がテレビをはじめ各種メディアで紹介され、「気持ちがいい」「体が楽になった」との大人の声を多くの国民が聞きました。これにより、「赤ちゃんは“おひなまき”が気持ちいいんだろうな」と思う人が増えてきました。
育児雑誌や赤ちゃん用オムツのテレビCMでも、丸く抱く育児が紹介されるようになり、今年はさらに加速されるように思います。
まるまる育児で育った子ども達が幼児・小学生となり、上のきょうだいや近隣の子どもたちとの発達の違いに、多くの人が気づくようになってきたことも嬉しい変化です。
4.“おとなまき”が広がり、その効果についての研究が進む。
昨年の大晦日に放送されたTBS系テレビの「健康カプセル」のスタジオ収録では、“おとなまき”になった後は、副交感神経優位の状態が持続したデータが得られたそうです。でも、残念ながらこのことは放送されませんでした。
詳しくは⇒
“おとなまき”のような簡単なケアで、人々が癒され、健康増進につながるなら、こんないいことはありません。単に経験談だけでなく、きちんとしたデータを発表することが大切なのですが、残念ながら私はそんな測定機器を持っていません。
持っておられる病院・研究室・放送局の方々にぜひとも調べて発表してほしいのですが、それが現実になるんじゃないかな~と期待している私です。
ということで、皆さん。今年はできるだけ客観的データを求め、発表してください。ゆるぎないエビデンスを構築するために、私もできる限りの援助をしますので、よろしくお願いいたします。