事務職員Tさんのコラム
痛く辛かった私の人生と、定年退職後の夢

 
 皆さんはじめまして、私は九州のとある街に住んでいる地方公務員です。助産師でも看護師でもなく、事務職員です。
 私は、若い頃から猫背で胃腸が弱く、体の不調でよく整骨院に通っていました。4年前、54歳で閉経する時のことでした。肩に激痛が走り、腕が上がらなくなり、後ろを振り向きざまに、腰あたりで「グキッ!」と音がしました。その後、立って歩けなくなり、起き上がると頭がボーッとなり、「私の体は一体どうなったんだろう? これからどうなるんだろう?」と、とても不安になりました。
 ちょうどその時、お産まであと1ヵ月の娘が、里帰りをしていました。私の様子を見た娘は「お母さん! トコちゃんベルトを着けてみて!」と、自分が着けていたトコちゃんベルトを外して、私に巻いてくれました。すると、何と、歩けたのです! 「これなら歩ける。仕事に行ける!」と、直ぐに注文して取り寄せ、それからずーっとトコちゃんベルトを愛用しています。その頃の私は、10年前に離婚した元夫の借金を背負っていましたので、「仕事に行かなければ、返済できない。仕事は休めない(>_<)」と、悲痛な思いで痛みに耐えていました。歩く度に左脚の付け根が痛みましたが、足を引きずりながら仕事に行くような有様なので、体操用ゴムチューブも取り寄せました。それを使って毎日体操に励むと、日に日に腰・肩の痛みや頭痛が、少しずつ和らいでいきました。

 そうしているうちに娘のお産が、始まりました。3日間苦しみましたが、生まれず、最後は帝王切開になりました。その時に生まれた孫も、今は4歳になり、元気に育っています。 そこからです。私も、娘も「どうしてこのような体になったのか?」と思い、「トコちゃんのマタニティケアハンドブック」を何度も読みました。でも、わかりません。どうしても勉強したくて、京都まで渡部先生のメンテ“力”upセミナーを受けに行きました。2日間のセミナーを受け終わると、先生から「一生勉強やで~」と言われ、「私も、もっと整体の勉強をしたい!」と思いました。そう思ったら元気になりました。メンテ“力”upセミナーもトコちゃんベルトアドバイザー養成セミナーも3回ずつ受けましたが、筆記試験で3回とも落ちました。でも、合格するまで何度でも受けます。「合格したら…、次に総合ベーシックセミナーも受けたいんです」と渡部先生に恐る恐る話すと、「医療系の国家資格を持っていないアンタは、受けられへんで~」との返事で、ガックリしました。ところが、「トコ・カイロプラクティック学院のケア師2級以上の助産師と一緒に働くのなら、受けてもいいよ」と言ってもらえました\(^o^)/ 幸い同じ街に、「2級以上の助産師さんがいる」と教えてもらい、紹介してもらいました。その助産師さんに教えてもらいながら、一緒に働けたら、なんて素敵なことでしょう(*^^*)!!

 今は休日を使って、老健施設などを訪問し、趣味で続けている腹話術をさせてもらっています。高齢者の皆さんの笑顔に囲まれる時が、私の一番幸せな時です。「私の街の皆が、私のような辛い思いをすることなく、健康で幸せに長生きできるためのお手伝いをしたい」。これが、退職後の私の夢です。助産師さんや様々な職種の人達と力を合わせて、骨盤ケアや、健康な体作り体操や、まるまる育児を、たくさんの人達に伝えるための活動に参加しながら、これからの人生を歩んでい行きたい。そのためにも、コツコツと勉強を続けている私です。