トコちゃん先生のコラム
『大島美幸の日本一明るくまじめな妊活本!』 編集裏話

 

 オレンジページ社発行の『大島美幸の日本一明るくまじめな妊活本!』に、私の取材記事「骨盤ケア」が載り、私が大島さんに骨盤説明しているところや、トコベルⅢの着用指導をしている写真や記事が載っています。

 大島美幸さんといえば森三中の一人「親方」と呼ばれている人気芸能人。彼女が妊活のため芸能活動を一時休業すると公開したことは、メンテ“力”upセミナー受講生のほとんどが知っているくらい有名。そして1年足らずで妊娠を公表。彼女の情報発信元は、夫である放送作家の鈴木おさむさんのブログ。私も時々彼のブログを読んでいましたし、私も彼女の妊娠に関わった一人ですから、「よっしゃ、ヤッター!」と一人でドヤ顔をしていました。 そもそも、今回発売された本は、同社発刊のムック「からだの本」の人気連載「大島美幸の妊娠力向上委員会」をまとめたものに、不妊治療や、彼女の妊娠・出産後の経過を追加記載された内容となっています。

 私に取材申し込みがあったのは、この連載で「骨盤ケア」を大島委員長が読者に代わって体験するという企画のためでした。全国には星の数ほど「骨盤ケア」を生業としている人はいるのに、私を選んでもらえたことはとても光栄で、その上、私とは長い付き合いの柳本操さんをライターに選んでもらえたので、取材申し込みを受けました。ところが、大島さんは既に妊活休業宣言をした後だったのに、まだまだ忙しく、取材可能日時は、2014年3月30日(日)の11時~しかないとのこと(@@)私は一年で一番ゆっくりできる春休みの真っ最中で、長崎旅行を計画していましたが、旅行をキャンセルして高輪サロンに向かうことにしました。でも、わずかばかりの取材協力費をもらうだけでは、交通費にもなりません。
 そこで考えたのが、今は「らくらく育児クラス」と命名しているクラス! この取材がなければ「らくらく育児クラス」の誕生は、かなり遅れた気がします。この頃のいきさつについては魔女ブログをご覧ください。 

 でき上った『妊活本!』の第1章は“自分でできること”が中心の健康法、第2章は“本格的な不妊治療”という構成になっています。 そして、52ページ、第1章の5で、私は大島さんに「授かり骨盤」と説明し、大島さんは、そう言われて「希望が持てた!」と載っています。この記事は「からだの本」vol.22(2014年6月発行号)に載ったものの再掲です。
 でも、その後ろの方p59、第1章の7で、漢方薬剤相談員さんから「生まれ持っての生命力『腎』が少ない可能性が…」と診断された…と、載っていて、 「自分では気づいていなかったけど、 私って生命力が弱いらしい! ひぇ~っ!」 と。これが掲載されたのは、「からだの本」vol.22(2014年3月発行号)。「単行本の方を読んだ人は、私が大島さんに“授かり骨盤”だと希望を持たせたけれど、本当はそうではなくて、漢方薬を飲んで妊娠力がupし、妊娠できる身体に仕上がっていったんだと受けとめるのでは?」と…、私は「掲載順が入れ替えた理由は一体何だったんだろう?」と、頭の中で憶測がぐるぐる廻り、考え込んでしまいました。
 私は取材時にはあらかじめvol.21の漢方薬の記事を読んでいましたが、大島さんに会って、体を診察して、私の感想は全く反対でした。「これほど生命力の強い女性は、今日の日本にはそういない。ちょっとバランスが悪くなっているだけ。やっぱり並みの女性とは全然違うわ~」でした。 大島さんが“授かり骨盤”であることの説明も、この本に少し書いているのですが、それはとってもフィジカルで、単純明白な理由です。詳しくはこちらを。 
 それで、私は編集者に順番が変更された理由をメールで尋ねました。すると、以下のような返事が返ってきました。(以下の内容はメールを要約したものです) 「“読者がいちばん読みやすい流れになること”を最優先にして、“セルフケアもあって、取り入れやすいものは1章の先の方に。より治療に近く、セルフケアではなく、薬の処方が必要になる漢方薬の話を第1章の一番最後に”という構成にした」とのこと。 また、オレンジページ社は、「どこの取材先に対しても平等で、どこからもお金をもらってなくて、タイアップもしていない」とのことでした。 そう言われてみれば、その通りですよね。私だって「妊娠を望む人達には、骨盤ケアは漢方薬を処方してもらうより先にしてほしいこと」だと、常々思っていましたからね(^^;。 今は紙の本の売れ行きがどんどん落ちている時代で、雑誌を発行し続けるのも厳しい時代なのに、このような凛とした姿勢を貫いているのは、素晴らしいことですね。私はとても感激しました。
 私の取材記事が載った「からだの本」vol.22(2014年6月発行号)は、品切れでバックナンバーも買えない状態でしたが、今回発行された本に同じ記事と+αが載っています。子宮筋腫の手術を受けた夜にお母さんからしてもらった看護の話や、流産した双子のエコー写真や記事など、心打たれる記事もたくさん載っていますので、ぜひ買って読んで下さいね!
【出版記念 妊娠力upクラス】
 この本の出版を記念して、7/24(金)京都トコ会館で、この本の出版記念の「妊娠力upクラス」を開きました。このクラスの様子は魔女ブログでご覧ください。
【関連ブログ記事】
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産道に赤ちゃんが上手く入れる体操
大島美幸の『妊活本』が届いた\(^o^)/