「股関節脱臼と胎内姿勢」
 
8月27日(土)に岐阜市で開かれる第34回日本母体胎児医学会学術集会で、(有)青葉はランチョンセミナーを担当します。ランチョンセミナーには普通は、学会員で、当日の学術集会にお金を払って出席している人でないと、参加できないのですが、有難いことにこのランチョンセミナーは、学会員でない人も参加することができるとのこと(^o^)/

この学会の会員のほとんどは産婦人科医だそうですが、超音波診断の知識と技術を、多くの助産師や臨床検査技師などに身に着けてもらうために、学会当日、学会に入っていないこの職種の人を対象にサテライトセミナーを開くそうです。この参加費が10,000円で、これの参加者もランチョンセミナーに参加できるとのことです。両方でこのお値段なら、美味しいと思いませんか?
詳細が決まり次第 日本母体胎児医学会のホームページにUPされる予定ですので、ぜひ予定に入れておいてください!(^^)!

ランチョンセミナーのテーマは
 「骨盤ケアで改善! 妊娠・分娩・産褥・新生児期のトラブルPART7」
で、サブタイトルはまだ仮題ですが、
 「胎児期・新生児期からできる股関節脱臼の予防」。
座長 兼 コーディネーターは、いつもの通り私が務めます。

講演1は、鈴木 茂夫 先生(東京の水野病院 院長)
 演題名は「不良胎勢は整形外科疾患と深い関係がある」
講演2は、栗原 芳美 先生(大阪の田中病院 看護師長 助産師)
 演題名は「当院における新生児ケアのご紹介―胎外生活への適応を促し、
             先天性股関節脱臼を予防するために―」(仮題)

鈴木先生は、元京都大学医学部整形外科臨床教授、前滋賀県立小児保健医療センター病院長という、すばらしい経歴をお持ちで、小児整形外科では日本のトップのお一人。今から30年以上も前に、胎内で膝関節を伸ばしていた赤ちゃんは、股関節脱臼になる確率がとても高いことを発表されました。そうです! 「トコちゃんのマタニティケアハンドブック」などに紹介されている論文を書かれた先生です。

栗原先生は、トコ・カイロプラクティック学院のカイロプラクティックコース修了者で、学会の翌日からすぐに役立つ新生児ケア(抱き方、くるみ方、寝かせ方など)についてお話していただきます。

鈴木先生は胎児のエコー写真を入手しにくい立場ですので、私もできるだけ資料となる写真を集めようと努めたのですが、施術に来られる妊産婦さんから「これは!」と思うような写真をなかなか入手できませんでした。

そんな中、5/2に名古屋サロンに、私の施術を受けに来られた妊娠28週の妊婦さん。すごいエコー写真を持って来られました。彼女は妊娠18週の妊婦健診で、エコーの画像を見せてもらっている時胎児の膝がピンと伸びていることや、両方の足の裏が揃って写っていることに気付いたそうです。

彼女は、(有)青葉のパンフレットやビラを読んで、胎児が膝を伸ばしていると、股関節脱臼の原因になったり、育てにくい赤ちゃんになりがちであることを知っていたため、医師に「膝を伸ばしているようですが、大丈夫なんですか?」と尋ねたそうです。そしたら医師は「良くあることだから心配ない」とおっしゃったそうです。その1カ月後、妊娠22週の写真も、胎児の両膝はピンと伸び、両下肢を伸ばして揃えているのが、はっきり写りました。

その後、彼女は私の施術予約がようやく取れて、来室された時は妊娠28週になっていました。持ってこられたエコー写真を見て、スタッフ一同、ビックリ! 実にきれいに伸びた膝が写っているではありませんか!

この日、私の小さなエコーで診たところ、施術前後とも、片方の膝関節は伸展、片方は曲げているように見えました。その少し前の健診でもそのように言われたそうです。

5/10、2回目の施術に来られました。この間の健診時に「両膝とも曲げている」と言われたそうですが、写真はもらえなかったとのことでした。私の小さなエコーでもそれらしく見えましたが、残念ながら証拠写真になるような写真は撮れませんでした。

大腿骨長を一生懸命測って予想体重を出すことは、産婦人科医は必ずしているのに、膝関節がどうなっているかについては、「診てもらった」とおっしゃる妊婦はわずかで、写真を撮ってもらって来る人は、ほんの一握りです。

骨盤ケアをすると子宮は丸くなり、子宮の中で赤ちゃんはよく動けるようになり、伸びていた膝も曲がり、股関節脱臼にならない。これは私の長年の実践の中で確信していることなのですが、このことは、まだまだ世の中には浸透していません。

胎児の超音波診断をしている全ての人達が、胎児の膝関節の屈伸についても、しっかり診るのが当たり前になるよう、ぜひ皆さん、8月27日(土)に岐阜に来てくださいね!